自転車で広がる世界。 ヘルメットで家族と未来を守ろう

Text & Photo by Hayato Ando

行動範囲だけでなく価値観も
広がるのがスポーツバイクの魅力

初めて買った自転車は、トップチューブに変速機と、ハンドルにスピードメーターが付いていました。その自転車で、フルブレーキングでタイヤ痕を長くひき伸ばしたり、公民館に備わっている土俵をパンプトラック代わりにして遊んだり、どこにでもいる田舎の小学生でした 。

小学校6年の時に、母の影響で初めて出たトライアスロン大会は、スイム400m・バイク18km・ラン4km。持っていたランドナーの泥除けや籠を取り外し、トゥークリップとドロップハンドルに付け替えて完走しました。この時被った初めてのヘルメットがGIROでした。
 ロードバイクのおかげで行動範囲も広く、中学3年生の時には、2階の自室窓からバイクをこっそり下ろし、夜中に家出したこともありました。今となっては笑い話ですが、ヘルメットを被らずに出て行ったので、母親から酷く怒られたのを覚えています。
 高校では、ネイティブ英語教師が、プロトライアスリートが多く住むアメリカ・ボウルダーの隣町出身とわかり、先生に直談判してホームステイさせていただく機会を得ました。ホームステイ先で本場アメリカのTREKのロードバイクとGIROのヘルメットを借り、憧れのボウルダーまで片道50kmのコロラド砂漠を一人で走った経験は、私をとても成長させてくれました。
 このように、私にとっての自転車は、単なる移動手段としてではなく、自分の限界に挑戦する為の道具であったり、意のままに操れる手足であったり、時には価値観や世界観までも広げてくれる魔法の道具でした。
 そして、大学時代自転車部で同期だった女性が家族となりました。今では二人の息子と一緒にロードバイクに乗り、国内サイクリングや海外レースにも参戦しています。

スポーツバイクは、コミュニケーションツールでもあり、私の人生そのものでもあります。

パパママが被り、早くから
ヘルメット着用を慣れさせよう

最近は、ランニングバイク(通称:ストライダー)が流行していていますが、残念ながらヘルメットを被らせずに遊ばせているパパ・ママをよく見かけます。ヘルメットが大切と分かってはいても、子供が嫌がるという理由から被らせていない方が多いのではないでしょうか。特に2〜4歳のイヤイヤ病の時期に被り慣れないと、それ以降被らせるのは難しくなります。
子供にヘルメットを被せるには、まずパパやママがかっこいいヘルメットを被る姿を見せるといいと思います。車に乗る時に、自分はシートベルトしてないのに「チャイルドシートしようね」と子供に言えないのと同じですね。
そして、ヘルメットも用途に合ったものを選びましょう。幼児用のヘルメットは、大人用と異なり、後頭部までしっかりとシェルで覆われているだけでなく、ひさし(ツバ)も出ていて顔面から転んだ時に顔を守られるようにできています。
その機能を最大に発揮したのがこの次男の写真です。

派手に転びましたが、顔にキズをつけることはありませんでした。この経験があるからか定かではありませんが、最近では近所のスイミングスクールに行く時も必ずヘルメットを被って自転車で通っています。

自転車に関する事故を減らしたい
想いで作った「サイクルスクール 」

このような子育てをする中で「溺れないようにスイミングスクールに通わせる保護者は全国にある。だけど、自転車事故を防ぐ為に自転車の乗り方を教えるスクールがどこにもないのはなぜだろう?」という疑問が湧いてきました。毎年新学期が始まると、児童や生徒が通学路で交通事故に遭い、自転車が絡む死亡事故も絶えません。近所でも、子供乗せ自転車ごと転倒した際に、後ろに乗っていたお子様が亡くなるという悲しい事故も発生しました。「ないなら作る!」と始めたのが「サイクルスクール 」です 。

リアルで走る時は
ヘルメットでリスク回避

近年では、自転車漫画やe-sportsなどヴァーチャル世界からリアルに移行してくる方も増えてきました。ヴァーチャルで無理をしても死ぬことはありませんが、リアルでは、些細な判断ミスや油断が、大怪我や命の危険を及ぼします。全身の筋肉と五感を総動員してスポーツバイクを操作することが、リアルの楽しみ方ですが、万が一コントロールできない状況になった際に、命の危険性を少しでも下げてくれるのがヘルメットです 。

私が使ってお気に入りなのが、定価1万円台で収まる廉価モデルにも関わらず、MIPS付きの高機能で、かつアジアンフィットモデルのおかげでスタイリッシュになるSYNTAX MIPSです。カラーリングも黒と赤で、ウェアとバイクを含めたトータルカラーコーディネイトが完璧です(笑)。


 MIPSとは、GIROが他社に先駆けて2014年から導入してきた国際規格の安全機能で、落車した際に頭蓋骨と脳の間で発生するねじれ現象を低減させ、高次機能障害のリスクを下げてくれる仕組みです。

詳しくはMIPSの解説ページへ

健康のために行っているスポーツで、万が一落車して後遺症が残った際に、家族に迷惑をかけては本末転倒です。
 サイクルスポーツに限らずリアルスポーツにリスクはつきものですが、そのリスクを極力下げてくれるヘルメットは、ライダーのあなただけでなく、あなたの未来や家族も守ってくれますよ。


日本スポーツ協会公認自転車コーチ・株式会社スマートコーチング代表

安藤 隼人

東京四谷にあるスタジオにて、オリンピアンから初心者まで幅広いクライアントを指導する傍ら、自動車学校を使った「サイクルスクール」や、落車後のファーストエイドに特化した「サイクルセイフティ」を主宰するなど、安全第一のサイクルライフ啓発に積極的に取り組むプロコーチ。プライベートでも国内全都道府県サイクリング制覇や、海外も20カ国以上のサイクリング経験があり、幅広くサイクルスポーツライフを楽しんでいる。

https://coubic.com/smart-coaching


2層構造のシェルでさらに安全性が向上

SPHERICAL TECHNOLOGY

Spherical Technologyは、インナーシェルの内側にレイヤーを配し、ヘルメットが衝撃を受けた際にレイヤーが左右前後にズレることによって脳へのダメージを最小限に留めるテクノロジー。
Giroによる5年間の試験(およびMIPSの特許の裏で20年以上の研究開発)を経て誕生しました。
2つのシェルは、内・外でLOW / HIGHスピードインパクトに対応するプログレッシブレイヤーになっています。
このテクノロジーによって従来モデルと比較して30%もの衝撃吸収性がアップ。
さらに従来のMIPSシステムと異なり、エアベントの流れを妨げずクーリング性能も大幅に向上しています。

詳しくは SPHERICAL TECHNOLOGY の解説ページへ

SPHERICAL TECHNOLOGY 採用モデル

AETHER SPHERICAL
HELIOS SPHERICAL
MANIFEST SPHERICAL
TYRANT SPHERICAL