RIDING THROUGH THE CHAOS

RIDING THROUGH THE CHAOS

バイクパッキングアドベンチャー with モンスターチルドレン マガジン

COVID、社会的孤立、温暖化からの火事など様々な問題が起こってきています。
この多難な時代に今僕たちに何が大切になってきているのか。
心を動かされる素晴らしいストーリーのあるトピックです。
ぜひご覧ください。

それにしても、皆自転車が自由。これが、自転車の素晴らしいところです。

GIROチームは、長い間モンスターチルドレンマガジンのファンでした。 USA カルフォルニアのサーフィン、スケート、音楽、アート、カルチャーを伝えるモンスターチルドレンのフィルミング、フォト、ストーリーは非の打ちどころのないほどCOOLなものだったからです。

GIROチームみんながファンだったのです。
モンスターチルドレンのチームがbike作品を作りたいとGIROチームにアプローチしてきたとき、私たちはノーとは言えるはずもありせんでした。そして彼らにとってもbikeのフィルイングは初めての試みでもあったのです。

バイクトリップを計画しようとした時点では、COVIDの問題でいくつかのハードルはありましたが、十分に安全を確保しバイクパッキングトリップをしようと皆で話しあい遂行することに決めました。
少人数のグループで走り、アウトドアで自給自足のトリップをすることで、より安全かつワイルドなトリップ計画に仕立てました。
僕たちは仲間を呼んで、カリフォルニアで最も古い州立公園であるビッグベイスン州立公園を通るルートを計画しました。この州立公園は、巨大なセコイアと太平洋の壮大な景色を望むトレイルで知られている場所です。

昨年のCZUライトニングコンプレックスの火災がビッグベイスンを焼け焦げた荒れ地に変えた(ジロの近くの900以上の建造物も破壊された)ときのことです。 その火災の煙が消えるとともに、ビッグサーの壮大な旅のプランBの準備を始めました。

しかし、私たちが計画した旅の約1週間前に、その風景の多くが燃えてしまったのです。
他のルートでのプランCも行くことができなくなり、すべてをキャンセルせざるおえない状況の中、モンスターチルドレンの写真家アンドリューピーターズは、Sonomaカウンティのロシアンリバーエリアを数日間走りまくらないか?と言ってきたのでした。

メンバーは、プロスノーボーダーのHannah とTim Eddy、アーティストのCampbell Steers とSerena Rio、そして長年のジロの友人であるIan Stowe。
ベテランのバイクパッキング愛好家である彼らは、モンスターチルドレンと旅することに興奮し、お互いにパンチして転がり周り、ソノマへ航海に出ることに興奮していました。(しっかりしたルート計画など十分に無いにもかかわらず)

果てしなく続く、葡萄畑を行き続け、ようやく海岸に近づくと、もやのかかった空が晴れてきました。自分たちが正しい選択をしたことがその時わかりました。
ソノマの海岸線はいつも壮観なのですが、秋のソノマは特に素晴らしいのです。長い影、川で泳ぐのに十分なほど暖かい気温、濃い朝霧、そして季節外れの気持ちの良いレインシャワーさえあります。

ゆったりイージーなペダリングでバイクパッキング特有のリズムに落ち着き、景色を楽しむために頻繁に立ち止まり(ほとんどの場合、コーヒーをもう一杯作ります)、さらに通り沿いにあるすべてのシングルトラックトレイルを探検しました。

夜になるころには火を囲み、バックからゴソゴソとディナーを各自持ち出して、会話はアートやバイクパッキング機材などの話からより深い話になりました。 病気の家族から社会的孤立、歴史的な火事まで、アメリカ西部全体に大混乱をもたらしたことなど。
2020年は私たち全員にとって不意打ちパンチを受けたような年になりました。

特に山火事は地球での気候が変化しているという事実を無視することができない出来事でした。 私たちは、自分たちが行う個々の選択と、小さな決定がどんなに世の中に意味のある変化につながるかについて語り合ったのです。

ともに一緒に過ごし、ライド最後の下り坂で、私たちは沿岸の断崖に集まり、イアンが急でラフな下り坂をぶっ飛んで走っているのを見ました。イアンはチャレンジを楽しんでいました。そして私たちは彼のチャレンジを目の当たりにし興奮に包まれました。
見たこともないような無謀な下り方をしていたのですから。イアンは、少なくとも30ポンドはるギアを取り付けて走っているのにもかかわらず、サドルも高いまま、バイクをコントロールギリギリで操っていました。アクシデントで終わる運命に見えたその瞬間は、私たちの旅のハイライトを飾る1コマとなりました。

ギアを詰めて別れを告げると、2020年がすべて悪いことばかりでなかったように感じていました。
家に帰ると、これらの素晴らしい瞬間と仲間、こんな小さな冒険が、この困難な時代に対処するための最良の方法であると気づかされたのです。

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