GIRO 新登場 EMPIRE KNIT NYLON ファーストインプレッション

新登場のGIRO EMPIRE KNIT NYLONを早速この2名がインプレッション。

1人目は、GIROを知り尽くしているGIRO STUDIO TOKYO ストアマネージャー内田さん。
GIROのプロダクトと様々なニーズのお客様の相談に乗ってきた経験からくるコメントが流石。
2人目は、さいたまディレーブ所属の岸選手。今年レースにてGIRO IMPERIALを自ら選んでおり、その違いを明確に感じられるレーサーならではの視点が新鮮。

タイプの違うお二方の違うアプローチからの感想よ読んでいただき、世界初のGIRO KNIT NYLONの良さを感じていただきたいです。

SPDペダルにも対応した世界初登場の新型ナイロン製ソール

GIRO STUDIO TOKYO 内田さん インプレッション

履き心地

まず履いた瞬間に感じるのが、「おっ!!? 心地良い!」という印象。
なにが?、というと、
例えば、これまでのEMPIRE ACCや、EMPIRE E70 KNIT での、全体が細身でギュッと締まった印象から、 特に足先から甲部分にかけて、ゆったりとしたフィット感になりました。
これは、新しくなった EMPIRE(2020)とも同じ感覚です。

先端は丸みを帯び、足幅と甲の部分にややゆとりを持った形状になったことで、足が自然とリラックスできるフィット感ですね。
さらに、KNIT素材による柔軟性が、より柔らかく足を包んでいる感じ。 そう、まさしく丈夫なソックスを履いているような感覚に近いです。

ナイロンソール

アウトソールがナイロン製になり、これまでのEMPIRE E70 KNITでは、EC70カーボンによって、ソール自体がとても薄く、ペダルとの距離(足裏感覚)が非常に近かったですが、(特に私の場合はスピードプレイを使用しているのでそれは顕著に感じます。)

ナイロン製になったことで、初見ではずいぶん厚みが増したなぁ、という印象でした。 ただ、実際体重をのせるとわかるのですが、ソールがしなりやすく足に追従してとても歩きやすいことがわかります。 さらには、ソールの前後(つま先、かかと)には、ラバーコーティングにより強化されており、グリップも良し。タイルの様な床でもかなり滑りにくいです。

そして実走

本来であれば、郊外へのロングライドなどでもテストしたいところですが、それは後日に。

今回は、私の行動範囲(都心での自転車通勤など)でのインプレです。 クリートの着脱、そして、初動での踏み込み、ペダリング、と、一連の動きをチェックしていきましたが、 まずここで、今回新しく採用されたナイロンアウトソールの必要充分な剛性が備わっていることを実感しました。

これは、私の脚力(極めて一般的なサイクリスト)での、上り坂での踏み込み、平坦巡航でのペダリング、と、どちらも申し分のないレスポンスの良さ。という感じです。 ナイロンソールによる厚みも、乗っていると初めに思ったほど気にならず、それよりも、力負けしない ”頼りがい” すら感じられました。 というのも、 歩くときには感じられた柔らかさがペダリング中にはほぼ無く、力を逃すような感覚がなく、自然なペダリングができていたことが、疲れにくさにつながっているように思います。

まとめ

シューレーススタイルのロードシューズは、足にとても優しく快適で、見た目にもカジュアル・クラシックスタイル、かつスマートなので、 特に私のように都心部を中心に気軽なシティサイクリングや、自転車通勤、さらにはロングライドなど、 あらゆる用途に使って欲しい、お勧めしたいシューズですが、 実際のところこれまでのGIROのロードシューズラインナップでは、シューレーススタイルのモデルは、上位モデル(カーボンソール)のみでしたね。
カーボンソールでは、少し脚力が追いつかない、用途的に持て余す…と感じられる方も多かったのでは?

EMPIRE KNITがナイロンソールになったことで、コスパも良く、普段からガシガシ気軽に履けるシューレーススタイルのロードバイクシューズとして、かなりお勧めしやすくなりましたね!

内田 雅樹

世界初となるGiroのオフィシャルショールーム GIRO STUDIO TOKYO のストアマネージャー。
GIRO製品を知り尽くし、GIROを通じて様々な新たな楽しみ方を広げています。

GIRO STUDIO TOKYO HP

 

 

 

さいたまディレープ 岸 崇仁選手 インプレッション

履き心地

入れた瞬間のフィット感や紐を結んだ時の包み込まれる感覚は素晴らしい。
ソールも自分が履いているIMPERIALと比べてもそこまで変わらず、すんなり履けました。
ナイロンソールなので長時間乗ったり歩いたりしても疲れない、ニットアッパーで程良いホールド感でオフロードなどで少しハードに乗ってもOK。
紐靴なので乗るシーンに合わせてキツく締めるも緩く締めるもでき非常に多種多様。 疲れにくく快適です。

レーサー視点では…

まず言えるのはレース向きのシューズではありません。
乗った時の第一印象は、アッパーは別としソールが柔らかい。
ソールの違いを改めて感じた。
IMPERIAL と比べてダンシングやペースで走っている時のフィーリングや、アッパーなどは全く別物。
わかりやすくいうとIMPERIALはTHEレース。KNIT NYLONはサイクリング。

言うなればフィーリングを存分に楽しめるシューズだと思います。 またインソールを変えることにより、よりレーシーな走りも実現できるところはあっぱれ。
SPDペダルにも対応し、ペダルや履く人を選ばないのがいいところ。

まとめ

このシューズはレースをガチガチに走る人ではなく、ホビーレーサーやグラベルライダー、街乗りオシャレライダーなどに向いていると思います。
自転車を始めて初めてのビンディングシューズを検討されている方にオススメですし、ガチなシューズは履けないし、かといって入門シューズもイヤだなと思っているニュートラルなライダーに最適。
一定の強度を超えなければ何時間のライドも楽しめる。
撥水加工も施されていて気候もそこまで影響せず、気になる放熱性に関しても問題ないと思います。

岸 崇仁

今シーズン誕生したさいたまディレーブに所属するオールラウンダー。
GIRO IMPERIAL シューズを使用中。

さいたまディレーブ HP

岸 崇仁 FACEBOOK

 

 

GIRO EMPIRE KNIT NYLON

¥22,600+tax
サイズ : 39, 40, 41, 41.5, 42, 42.5, 43, 43.5, 44, 45
カラー: Black Heather
アッパー:
Engineered Xnetic Knit / Bonded TPU skeletal
support structure TPU-reinforced toe and heel
DWR treated / Empire laces : hold a knot,durable and light
アウトソール:
nylon with universal cleat mount (3bolt & LOOK / SPD)

 

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