9-10月度自転車盗難の傾向 

9-10月度自転車盗難の傾向は?
日本全国の自転車の盗難に関する情報を集め、正しい防犯知識や、盗難に遭いやすいところなどを紹介する盗難情報サイトCSI自転車特捜24時の管理人大西さんに盗難の傾向を聞くシリーズ。
9月度、10月度とご紹介ができておらず、まとめて一挙に。

9月度:
都心部の自宅・マンションでの
高級自転車の盗難事例が多かった印象

9月度
タワーマンションから自転車を窃盗しようとした犯人が、そのマンションの住人と近所の人に取り押さえられて逮捕された事例がタイムリーにニュースになっていました。

このニュースの事例では盗難未遂に終わりましたが。犯人を取り押さえた方は6月に100万円のロードバイクを盗難されているということです。本来マンション住人しか入ることのできない駐輪場で施錠したロードバイクがチェーンを切断して盗まれているということですので、やはり長く目を離す間は安心できませんね。

本来、オートロック付きの駐輪場はセキュリティも高めのはず。
そこでも、狙ってくる泥棒はあの手この手で突破してきます。
目の届かないところでの駐輪は少しでも切断に時間を要するLEVEL8以上の鍵をおすすめします。

10月度:
1-2時間の間の盗難被害。
短い時間だからと言って油断禁物

新型コロナも少し落ち着きを見せ、季節も良くなってきました。そのこともあってか出先での盗難事例の報告が9月以降に増えてきています。

サイクリングなどに適した季節によくある盗難事例は、大規模商業施設に食事・買い物などに立ち寄って1〜2時間の間に盗難被害に遭うもの。またサイクリング中の休憩などでコンビニに立ち寄った短い時間に盗難される事例も珍しくありません。

出先の駐輪では構造物にロックする(アースロック)ができない場合もありますから、駐輪の方法を工夫して少しでも盗難被害に遭う率を減らす様にしましょう。

鍵をかけるのは当然ですが、リスクを減らすため次のような工夫を
・わかりやすく防犯カメラの撮影範囲に駐輪する
・駐輪するところを見ている不審者が居ないか確認する
・乗って逃げにくい方向に自転車を向ける
・ヘルメットのストラップを固定物を通して自転車と一緒に止める

また、この様な比較的短時間の駐輪では盗難だけでなく悪戯で傷つけられる恐れもありますから、邪魔になりそうな場所に停めないことなども大切ですね。

 カギ+αのの工夫を
・オートロック付きのマンションでも入ってくる窃盗犯。
・短時間の駐輪ならいいだろうとクイックに止める駐輪を狙う窃盗犯。

ハイセキュリティなカギがよいのですが、+αでリスクを減らす手段を3つ。

1.アラーム付きのカギを選択
ABUSのハイセキュリティロックシリーズには、アラームを備えたモデルがあります。
振動を感知して大音量のアラームを鳴らす。
ただでさえ切断しにくいABUSのハイセキュリティロックに音も加わると、泥棒にとって優先順位は間違いなく下がります。


2.AirTagを選択
盗られた後の追跡。
盗難が発生した後、自転車がどこにあるのか、追跡が可能に。
カギに加えて搭載しておくことで、安心感が高まります。
自転車用のホルダーも充実。

ホルダー

LEZYNE

MATRIX BIKE TAGGER

MATRIX SADDLE TAGGER

MUC-OFF

SECURE TAG HOLDER


3.Knog Scoutの選択
AirTagにアラーム機能を付加したセキュリティデバイス。
振動で大音量で音を鳴らす。
ハイセキュリティーなカギに、Scoutを併用すれば、備えとしては万全に。


 

■盗難情報はこちら

自転車の盗難発生状況を確認して防犯にお役立てください。

■正しいカギの選び方はちら

カギ本体の選び方と+αの備えを!!