グラベルライドが3倍楽しくなる!! CANECREEK ee SILK STEM

CaneCreek よりグラベルライドを3倍楽しくする商品が登場
その名は 「ee SILK ALL-ROAD&GRAVEL STEM」

ストローク 20mmのサスペンション内蔵ステム。
グラベルライドでの微振動を吸収。走行中にレバーで硬さを調整できます。

早速インプレッションしてきました。

■率直な感想すごくいい

良いポイント

・20mmのストローク
ブラケット部分に手を置く事で、少し沈みます(1G)  そこを起点に上下に動く
ジャンプや抜重と言ったストロークが伸びる方向の動作をしても
カコンと音がしたり、振動が手にくることもない(この構造は素晴らしい)

・簡単な硬さ調整
体重による硬さ調整ではなく好みの硬さで変更させる3種類のエラストマーが付属
4mmのアレンキーで簡単に交換可能
それとは別にステム上部に硬さ調整のスイッチ(レバー)が取り付けられている(ロックアウトはしない)

・ポジションで動きを変える
下りやバンピーなグラベルロードの有効性は想像できると思いますが、重要なのは登り、ブラケットを持ってダンシングをするとストロークをします。
フラット部分や下ハンドル(ハンドルバークランプより後ろ)を持つとストロークは最小限にしか動きませんポジションを工夫する事で動きを制御できます。

・重量 
ENVEのカーボンステム80mmが118g
Cane Creek ee SILK80mm が225g

例えば
サスペンション(例 FOX 32TC 1226g)
カーボンフォーク(例 ENVE MTB FROK 719g)

フロントフォークとステムで、1344gのサスペンションか?
フロントフォークとステムで、944gのステムサスペンションか?

400g差は大きなアドバンテージになりそう!

ステムなので気軽付け替えができるのも魅力です。

・セッティング
ゼロ加重の状態でハンドルの角度を設定しましたが私の好みとしては、自重を乗せてストローク(1G)の状態の角度に合わせて調整したほうが調子が良さそう
こちらも4mm のアレンキーで簡単に調整可能


一緒に走ったライダーの感想

ダイアテック 土井
自分のグラベルバイクはタイヤが700c×43c 空気圧は前後1.8くらい
大雨の砂利が多いグラベルダウンヒルでタイヤは滑りやすく路面からの衝撃で腕が上がる状況下でブレーキは引きずりっぱなしだった。
しかしサス付きステムを搭載したバイクを借りると、先ほどまで怖くてブレーキを引きずっていたダウンヒルが180度違うイメージになった。
路面からの突き刺すガタガタ感がシルキーになりコンクリートの路面を走っているかのような感覚になった。
タイヤの接地感も良くなりブレーキを引きずらずに楽しくライドすることができてビックリ。
大きな衝撃は分からないがグラベルでの衝撃吸収は充分で動きもナチュラルでもっと試したくなる感じで好印象でした。

ダイアテック 増田  
サスペンション付きステム、自分がMTBを始めた20年以上前から出ては消えを繰り返していた存在。果たしてどうなの?という正直少しばかり後ろ向きな使用前の印象。

何はともあれ使ってみた…
フロントタイヤパンクした?というくらいナチュラルな動きだ。下からの突き上げに対しては違和感がない。
自分はハンドルを引き上げる際にタイミングがずれるのでアレ?と思ったが、これは慣れの範囲内だと思う。
ダンパーが無いからフワフワ感は少しあるけれど、乗り心地はシットリしてくれる。
もうひとつ気になっていたドロップハンドルだと、ストロークした時に前にお辞儀するような感覚になるかもしれないという心配があったが、基本的にはハンドル位置が変わらず、フロントタイヤが動くイメージ。強いて言うならブレーキング時に前に体重がいきやすくなるのが気になる場合はハンドルを少し起こす方がいいかもしれない。
グラベルを含むロングライドには強い味方になってくれそう。


SPEC
Length : 80mm / 90mm / 100mm
Compliance : Up to 20mm
Weight : 225g – 235g
Angle : -6° (only)
Stack Height : 49mm
Stem Clamp : 31.8mm
Steerer Tube Clamp : 1-1/8 in
Color : Black