男ひとり旅 〜布団から這い出して〜

週末やる気がでない
週末に向けて、壮大なライドに思いを巡らす。
いざその週末がやってきた時に、布団から出たくない。
その朝がやってきた瞬間、いろいろな現実が押し寄せてくる。

と、おおげさに言ってみたけど、ようは布団からでていきなり運動始めるのがおっくうなだけ。
目前に控えた白馬グラベルライドに向けて、乗っておかないと。
でも義務感みたいな感じでだけでは乗りたくない。
どうすれば、気楽に乗ろうと思えるのか…。
楽しいところだけわがままに走りたいんだ。

男ひとり旅、その響きだけでがんばれる
思いつきから、以前から行ってみたかった本州最南端の串本をドライブしながらめざして、紀伊大島を自転車で走ってみようと決めてみる。
車で出かけて、気持ちいいとこだけ走って車で帰ってくる。

男ひとり旅、勝手にストーリーを作り込み、早速土曜日の昼ごはんを食べて最南端を目指す。
せっかくならドライブも楽しもうと(お金も節約したい)、下道で串本を目指す。
と、あらためてGoogleマップを見るとすでに心が萎えそうな距離だけど、テンションをあげていってみよう!

奈良公園の鹿を見て、吉野を抜けたら、山間の道に。
途中、谷瀬の吊橋という標識が見えたので立ち寄り。
高さ54mあるという吊橋。なかなか圧巻。

下にキャンプ場が見える。
高いところは苦手じゃないけど、揺れるし、足場の板の隙間とか、板の薄さとか怖い。

男ひとり旅、吊り橋効果も何も、ただ一人で怖さを消化、渡って、戻って、旅路を急ぐ。
それにしてもこれは果てしないドライブ。
覚悟はしていたけど、永遠と続く山間部のワインディングロード。

旅の楽しみ
へとへとになり、那智勝浦にたどり着き、
マグロ定食を食べる。
これで1500円。安い。

満たされたら、温泉に入る。

車中泊
高速代を浮かせたのに、ホテルに泊まったら負けな気がして車中泊。
ビールを1本飲んだら、すぐに眠くなり就寝。
翌朝、早起きしたらきれいな海が見れた。

橋抗岩という、海で削られた岩。
男一人旅、いい景色でコーヒーでも飲むかと沸かしてみる。

粉は、いつか自転車に乗りに行った時にカバンに入れっぱなしだったやつ。
コーヒーはそれなりに美味しいが、映える朝食もなく、昨晩買ったメロンパンと、食べてなかったイカ。
おしゃれな朝食を用意する必要もないのが男ひとり旅。

いざ紀伊大島
早々に、紀伊大島を目指す。
朝早くにたどり着いたので、いろいろとお店や施設もあいてないので、先に本州最南端を目指す。
前置きが長くなってしまったけど、車を止めて自転車に切り替えて、ライドスタート。

気持ちよさ続き
たどり着いたら、いきなりこの景色からライドスタート。
テンションが上がらないわけがない。
海沿いとはいえ、入り江になっているので、アップダウンはそれなりにある。

と、あっという間に本州最南端。

その先では、潮岬の鯨山見の標識。
この山の上から、鯨を見張っていたよう。

とにかく気持ちがよい

細い道の先に海を見下ろす。
路地が好きな自分としては、こういう瞬間に何とも言えない感動がやってくる。

さて、一周したので、いざ紀伊大島に。
いい感じにまたテンションのあがる橋が見える。

山口の角島のまっすぐな橋もいいけど、このループ橋がしかも海の上にというのがうれしい。

山、海、町。どこも探検したくなる道。

たどり着いた先の灯台。

旅にストーリーを添える
旅の前の下準備。
なんでもいいからその土地について少しでも知っておく。
前回の教訓、「Googleで簡単に調べるだけで、充実度が飛躍的に向上。」

Muc-Off訪問記 番外編 午後フライトの午前中の楽しみ方

下調べから、今回の目的地はトルコ記念館に設定してみていた。

なぜトルコ記念館がここに?
それは、1890年。この横の海で、過去に荒れた海でエルトゥールル号というトルコ船が座礁し、587名の方が亡くなり、
その凄惨な状況の中、大島の人々の尽力で69名の方を救出して以降トルコとの友情が生まれたことがきっかけらしい。

95年前の恩返し
そして、1985年イラン・イラク戦争の中、フセイン大統領が「48時間以降、イラン上空を飛ぶすべての飛行機を撃墜」という発表をし、日本の対応が遅れて現地はパニックに。
タイムリミットが迫る中トルコ政府の救援機が2機飛んできて日本人215名全員を救出してくれた。
当時、日本政府、マスコミもなぜトルコが助けてくれたのかが分からなかったけど、実は、この95年前の出来事が理由の1つだったとのこと。

グッとくる話だ。記念館からは、座礁した岩場が見える。
穏やかな海だけど、その周辺は波がすごい。荒れた海となると大変だったろうし、それを救助にあたった大島の皆さんの勇気もすごいと思う。


いい景色、気持ちの良いライド、そしていい話。

満たされたので帰路につこう。

最後にもう一回、那智勝浦で海鮮丼(今回はマグロをあえて外して地魚丼)を食べて、帰路につく。
男ひとり旅、十分に満たされたけど、ちょっとドライブ区間が長すぎて疲れた。
でも、最後までストイックに興味にあるところには寄り道しながら。

カー&ライドの気軽さは◎
車を併用するからこその、楽さ(布団から出るスピードもあがる)、
いろいろな広い範囲をピンポイントで抑えていけることのメリットは感じられたが、
ドライブの比率が高すぎるとメインがそっちになってしまう。
次は、電車を使うようなアクセス方法も試して工夫したい。

 


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