Muc-Off訪問記 番外編 午後フライトの午前中の楽しみ方

守りの帰国日? or 攻めるか

先日より、Muc-Offの訪問記を2回に渡ってご紹介させて頂きました

Muc-Offの本題レポートより長くなってしまったので、写真中心で雰囲気をどうぞ!!

帰国日前日。
ヒースロー空港横のホテルにチェックイン。
でも、フライトは夕方。ホテルで仕事をしてというのも、もったいないのでレンタカーを1日長く借りて、ロンドン付近で自転車に乗ることに。
帰国日は、何となく時間を消化する感が出てしまう。
その消化している感を攻める事で充実した時間に変えるという事を以前イタリアでチャレンジして満たされたので今回もすることに。


久しぶりの飛行機はトラブル続き
トラブルその1: そもそも予約した空港を間違えていた
さて、計画を立てるか…と落ち着いてまずはフライトスケジュールの確認。
横にあるヒースロー空港(LHR)が何時だ?と思いながら確認するとLCYと見慣れないアルファベットが並んでいる。

どうやら、到着はヒースロー空港だったけど、帰りの空港はロンドンシティ空港という、ロンドンを挟んで真逆の空港で飛行機を予約していたよう。
攻める前にもう負けそうな勢い。

トラブルその2: 失われたパンツ
到着するやいなやロストバゲッジで、Muc-Offへのお土産と、着替えの服や歯ブラシも失ったまま始まった久しぶりの海外。
何かあるなと思っていたけど、こんな形で落とし穴が。
でも、前向きに考えると今気づけて良かった。

さて、気を取り直してどこへ行くかリサーチ。
ロンドン市内をBROMPTONを借りて周るというのも楽しそうだけど、ロンドン市内は道も狭く、車もアグレッシブなので、そこは避けたいと思った。


以前、別件で訪れたことのある王立公園のリッチモンド公園を思い出す。
野生の動物もいて、広大な大自然を楽しめる公園。自転車なら奥地をいろいろと楽しめるのではないか?
そう思い、レンタルバイク屋さんに連絡して、自転車を予約。

今回の帰国日当日プラン
①10時に公園に着いて、自転車を2時間楽しむ
②13時にヒースロー空港でレンタカー返却
③15時に着くようにロンドンシティ空港に電車で移動

ロストしていたバゲッジも返ってきた。まずパンツをはきかえる。

レンタルバイクを借りる
翌朝、さわやかな気持で公園へ向かう。
10時OPENのレンタルバイク屋さんは本当に10時きっかりに開いた。

このカラスみたいなやつがとにかくずうずうしい。


ロードバイクを予約していたけど、グラベルを走りたいというと、マウンテンバイクをオススメしてくれたのでそれを借りる。
思った以上に簡単に借りれた。デポジットに身分証を預けてと言われて、とっさにパスポートを渡したものの、これないと帰れないしちょっと不安。
まあ、とりあえず行ってみよう。

公園は公園と呼ぶにはあまりにも広いけど、2時間あるので外周を周ることに。
走っていきなり大自然。

これが公園?
圧倒される。国立でもなく、王立公園というありがたい感じ。
とにかくスケールがすごい。
内側から、ロード、グラベル、シングルトラックと素敵なルートをわがままに選べる。


分かれ道があると、外々へ思わず行ってしまう。
外側には、公園を囲むように石積みの壁があり、それがまたいい感じ。

リッチモンドテラスへ
少し公園を出て、気持ちのよいリッチモンドテラスを訪れてみる。
J.M.Wターナーさん(1775-1851年)というロマン主義の画家の人が書いた絵と変わらない景色という前情報


同じ景色。そして、このテラスでパーティーしてたのだなと思いながら、景色を眺める。

下調べ大切!!
見知らぬの土地を訪れる時、簡単でよいのでググると簡単にその土地の背景や、うんちくが出てくるのが便利な時代。
本当に簡単なこれをしているかしていないかで、その土地の楽しみ方が大きく変わる。

こちらの広場の道路を挟んで逆側のいい感じのパブは、
下調べによると屋根裏から盗賊の宝が発見されたり、幽霊が出たりとかいわくつきのパブらしい。


ここでビールを買って、たくさん並んでいるベンチで景色を眺めて飲みたいところだが、今は朝。残念ながらそうはいかない。
ベンチには、偉人の名言やカップルや夫婦が愛を誓い合って設置したのであろうメッセージが刻印されている。
これは、単純にメリーのベンチと書いてあるので、メリーさんが設置したのだろう。多分この辺にもちゃんと調べたら何かあるはず・・・ 

引続き公園に戻り外周を探索。

より大自然を求める
外々をまわりすぎてシングルトラックにも飽きてきたので、中の方に大きな泉があるのでそっちに向かって方向を変える。

が、優しく叱られる…
しばらく走っていると、たくさんの人が歩いてくる。
邪魔しないようにゆっくりと走っていると、老婦人がものすごく丁寧に
「あなた、ここは自転車では走ったらだめなところなのよ」と教えてくれる。
どうやら、トレッキング専用で、自転車は走ったらまずいところなよう。

やってしまった。しっかり公園の真ん中まで入ってきてしまった。教えて頂いたことに感謝。
仕方ないので歩きながら、泉を経て外を目指す。
乗りたすぎる気持ちのよい道をひたすら歩く。


ようやく公園の外に出てこれたら、鹿。
やっぱりこのカラスみたいなやつは馴れ馴れしい


自転車で走ったらだめなところも馬はOK。


ルールが良くわからないけど、きっちりとルートがシェアされている。(最初にもらったマップにもちゃんと書いてあった。)
こういう下調べも大切!!
そんな感じでフラフラとしながら、2時間の予約のところ1時間半弱で帰ってきた。
レンタルバイク屋さんの横はカフェになっていて、たくさんのサイクリストがここで一息ついていた。

走っちゃいけないところを走ってしまったようで後ろめたいけど、満足度は高め。
2時間弱で、大自然の中と、歴史を感じられる景色に触れてすごく濃い時間を楽しめた。
リサーチ次第では、さらに奥行きのある楽しみも作れそう。
海外のちょっとした狭間の時間を活用してみるのはいかがでしょうか?

帰国日の楽しみ方まとめ
・ルートの確認(走っていいところか?危ないところがないか?)
・とにかくググって、そのエリアのうんちくを集めておく
・余裕を持ったスケジュール(ギリギリだといろいろ焦って楽しめないし危ない)

と、まとめて終わろうと思ったらまだまだ続いたトラブル…。
興味のある方は、続きもどうぞ。

楽しみの後に待っていたドタバタ

あとは、ヒースローで車を返して、ロンドンシティ空港へ移動して帰国するだけ。
2時間かけてロンドンシティ空港に何とかたどりつき、楽しんでめでたしで終わるはずが…
アムステルダム乗り継ぎ1時間に対して、最初の飛行機がすでに1時間の遅れ。

携帯に、「あなたはすでに乗り遅れている可能性があります」というようなメッセージ。
「お前はもう死んでいる」と言われて「え!?」という顔になる あの感じ。

トラブルその3: フライトがキャンセルに

フライトキャンセルが確定になり、カウンターでお兄さんがんばってくれて
ようやく取れた飛行機が、翌日のヒースロー発で、再びヒースローに戻ることに。

ロンドンを行ったり来たり。何をしてるのやら…

飛行機会社が用意してくれたタクシーで、
週末で渋滞な道をゆっくりロンドン市街を抜けてヒースローに戻る。

予定ならすでに飛行機から見ていたはずの景色も、まだタクシーの窓越しのロンドン市内。

あのシェアバイクは、Pashley製のロンドンのシェアバイク。
あれでロンドン市内を走るのも良かったかな…とか、いろんな思いが。

おかげで、ビックベンも見ることができた。

夜中に再度航空会社に電話して交渉すると、半日早く帰ることのできるフライトを取れたと思ったら、
夜中で空港までのタクシーがなかったり、帰国に必要なPCR検査のタイムリミットがギリギリだったりといろいろとドタバタしながら何とか無事帰国できた。

おまけ心得メモ

・飛行機のスケジュール確認は早め早めに!!