38mm がもたらす恩恵

テストと称して、最新のOHLINS RXF38 m.2 AIR で山を走ってきました。

今回はRXF36 m.2 AIRと乗り比べ。
どんな違いがあるのか?楽しみです。

 

二人で、RXF38 m.2 AIR (以降RXF38)のフロントフォークを入れ替えて走って違いを感じる(楽しむ)。
1本はRXF38、もう1本はRXF36でライド。

テストバイクは普段自分たちが乗っている 33rpm(ハードテール)、フロントフォークはRXF36 m.2 AIRを使っています。

トレイルライドやゲレンデダウンヒル、エンデューロやダウンヒルのレースで乗っていて、挙動も把握できているからフロントフォークのフィーリングに集中できる状態。

 

早速 RXF38でライド !

 

アスファルトと時折フラットなダートを登っていく。
登りでは、重量を感じる事はなかった。RXF36との違いは感じにくく、サスペンションの動きが良いなといった感じでした。

 

山頂に到着。プロテクターを装着し山を下る。

下り出した瞬間感じたこと、33rpm(ハードテールバイク) が、ダウンヒルバイクになった!

なんだ、この動きの良さは!?

走っていても見た目にも38mmのインナーチューブが目に飛び込んでくるので剛性感・安心感をすごく感じる。

そしてそれは乗る前の印象でもありました。

下り出して直ぐに感じる動き出しの良さ、高い剛性を感じながらの安心感のあるストローク。

体積が大きい、表面積の大きいピストンが少ない力(入力)で動いてくれるイメージです。

そしてOHLINSの特徴でもあるTTXツインチューブ・ダンパー、常にダンパーが機能している・オイルが循環し路面からの衝撃を吸収・コントロールしてくれる。

剛性が高く、素直に衝撃がサスペンションに入力されるので、狙ったラインへすんなり入れるし、今まで以上にライン取りの自由度が高い。

 

ハンドルをこじって曲がってもぜーんぜん大丈夫。安心感が違う。

 

サスペンションの動き出しがスムーズで、当たりがソフト。

下り込んでいる所でのラインチェンジも簡単に感じるし、ギャップで遊べるゆとりすらできたように思う。

 

RXF38は、レースで速く走れるフロントフォーク。

でもあり、初中級者ライダーの方も安心感があり安全に楽しく走れるフロントフォークでした。

こう書くと、RXF36がRXF38より劣っているように伝わるかもしれませんが、そうではない!

RXF36は軽い(RXF38と比べて約270g 軽量)。

人間の力で操る自転車にとって軽さは武器です。

アクションのしやすさ、木の根っこやギャップなどフロントを軽く上げて越えていく操る楽しさ。

 

 

 

山の中であーだこーだと話しながら盛り上がる。

こんなシチュエーションなら38でしょ?いやいや38良いのは分かるけど36のここはさすがのバランスだし!

この剛性感はどこから?やっぱ径の太さでしょー

ブレーズの太さがガッチリしてる!

ストローク感の質が違うね、38の方がシットリ動く…エアチャンバーの容量か?同じ体重のセッティングチャートでも38の方が少し低くてもいいってなってるし…

やはりエアーフォークは、細かいセッティングが可能だな。

ランプアップチャンバーのエア圧は好みが大きいね、ストローク感だけだと規定通りでいいけど、自分はブレーキング時の姿勢変化が気になるから、チャートより高めだな…38ではそこの部分のセッティングのゆとりも出る。

TTX18って良いけど、より本領発揮は下りかも、やっぱ最初の地面への当たりの瞬間に分かる。

などなど

つまり…

RXF38はそのまま突っ込んでいけるフロントフォーク。

下りを純粋に楽しみたいライダー、レースで速く走りたい人。

RXF36は、軽さと剛性のバランスの良いフロントフォーク。
普段はトレイルライド、山を登ったり下ったり、そんな楽しみ方がメインだけどゲレンデも年に数回走りたい人。

にお勧めです!

そして、ここでもう1本、同じRXF36でも、AIRとCOILがあるよね、と

「RXF36 m.2 Coil」 についても話しが出てきた。

 

コイルとエアーってどうなのかな?

コイルの最大のメリットはショックに対する即応性の高さだという所は一致。

そして、自然なストローク。AIRはどれだけCOILのフィーリングに近づけるかで日々開発されている。

基本的な硬さの調整は当然コイルスプリングの交換が必要になってくるけど、サグ出しなどまずここを決めてしまえばほぼセッティングは終わったも同じ。

今日みたいな一気に登って、斜度のきついコース所を一気に下る場合だとコイルもいい、滑りやすい所での反応の早いサスペンションは=安心感に。こういった事を考えるとレースでタイムを出すとするなら、RXF36COILでもいいかもしれない。

さっきは 38AIR が 36COIL をカバーできるポテンシャルがあると思ったが、お互い良いところがある。

 

ここまでくると、あなたにはこれ!と言い切れなくなってきたので、以下の表を元に
自分のライディング・スタイル、使い方、どうしたいかなど考慮して、ご参考にしてみてください。

■セットアップ・メモ

RXF38 m.2 AIR 170mmストローク、44mmオフセット

増田
体重:76kg
メインAIR:100psi、ランプアップ・チャンバー:210psi
コンプレッション:最弱
リバウンド:Fastから2クリック締め
サグ:10% (17mm沈み込み、170mmストロークに対して)

タイヤエアー圧:前1.1bar、後:1.3bar

井関
体重:70kg
メインAIR:90psi、ランプアップ・チャンバー:180psi
コンプレッション:最弱
リバウンド:Fastから4クリック締め
サグ:17.05% (29mm沈み込み、170mmストロークに対して)

タイヤエアー圧:前1.5bar、後:1.8bar

 

RXF36 m.2 AIR 160mmストローク、44mmオフセット

井関
体重:70kg
メインAIR:90psi、ランプアップ・チャンバー:180psi
コンプレッション:最弱2クリック締
リバウンド:Fastから5クリック締め
サグ:17.5% (28mm沈み込み、160mmストロークに対して)

アウターケース右下に、エアーのSET UPガイドがあり、
推奨は、メインAIR:100psi、ランプアップ・チャンバー:180psi
となっていますが、
OHLINSの推奨サグは、10-15%。
RXF36で15%のサグだと硬さを感じていたので、少しサグを多めの17%になるように
メインエアを90psiでセットしています。

タイヤ:29×2.35 (チューブレス・レディ muc off シーラント使用)
タイヤエアー圧:前1.5bar、後:1.8bar

 


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