信越グラベルライドレポートVol.4:グラベルライドにぴったりな漕げるサスペンション・シートポスト

冷たい空気の中、斑尾から飯山に向けてのグラベルを下る。
「みんなで信越エリアの斑尾 x 木島平 x 飯山をワイワイ走って満喫しよう!」
というコンセプトの元に行われた信越グラベルにスタッフとして参加、走ってきました。

自転車は、MOOTSのPsychlo X RSL。以前のモデルでリムブレーキ仕様のシクロクロスバイク。
自分は最終走者で、何かトラブルがあった人を手助けできるようにするためな立ち位置。
LEZYNEのバッグに必要になってくるものを詰め込む。

サドルバック EX-CADY とフレームにストラップで取り付ける SENDIT CADDY には、
マルチツールとチューブレスタイヤのリペア用ツール、CO2システム、MTBとグラベルサイズなチューブを2本。
トップチューブに取付けたENERGY CADDY XL には、お腹空いたとき用にと、補給食を詰め込みました。

そして、今回装着して楽しみにしていたパーツ
CANECREEK eeSilk サスペンション・シートポスト

ここでカタログ的な説明を。
伝統的なThud Busterサスペンション・シートポストに採用され、実績のあるパラレルリンク・テクノロジーに基づき、トラベルは20mm。
ラフな路面やグラベルでのコントロールを向上させ、長距離での疲労を軽減しながら、従来のアルミ製シートポストと同等の重量を実現しています。

アルミと軽量なカーボンモデルの2種類がラインナップ。
サイズは、27.2と31.6 の2サイズ。

装着したeeSilkは、前の初期型アルミモデル(サイズ:27.2)
MOOTSフレームのシートポストサイズは、30.9。
CANECREEKの精度の高いシートポストシム(27.2 to 30.9)を使って装着です。

8時イベントはスタート

参加者の方たちを見送り、最後に自分もスタートした。
冷たい空気の中、斑尾高原スキー場から飯山に向けてのグラベルを下る。

『eeSilk は、脚力の無い人に良い、座って漕ぐことが多くできるから。
また荒れたところでも、座ったまま漕ぐことができるので速く走れるよ。』
と、CANECREEKの担当ピーターさんの言葉を思い出した。

タイヤは、31Cのシクロクロス用、少し細いなと思いつつ登りは獲得標高1,500m。
脚力の無い自分なら下りの安定感より、登り重視でタイヤはそのままに。
グラベルの下りを座って下る。気持ちの良いダート。お尻が安定する、漕いでいく。
調子に乗ってスピードを上げていく。走る楽しさを感じる。

麓のアスファルトまでグラベルの下りを楽しんだ。

んん?eeSilkの動きが良くなったように感じる!?
のは気のせいで、後ろのタイヤの空気が徐々に抜けているだけでした。

どうやら調子に乗り過ぎて、石にヒットさせてのスローパンク。
参加者の方に何かあったらと持ってきていたLEZYNEのツール・ポンプ。自分のために役立つこととなりました。

朝8時に出発し、ゴールの斑尾高原に戻ってきたのは夕方の17時。
普段アスファルトのロードを50キロぐらい走れば徐々にお尻が痛くなってくるのですが、今回は60キロのグラベルを含むライド、途中休憩をはさんでましたが、走り終わってからお尻が痛くないのがびっくり。
正直言うと、途中から付けているのを忘れてしまってました。走っている時は違いを感じ取りにくいのですが走り終わった後、その恩恵に気づくのでした。

eeSilk パラレル・リンク・テクノロジー
サスペンションのスプリングやダンパーの機能を果たすゴムのエラストマーを外した状態。
垂直に真下方向に動くのではなく、後ろ方向にパラレルに平行四辺形が潰れていくように動くことで自然な動きを実現。

20mmのトラベルは、ペダリングの邪魔には感じず、むしろ動いているのもほとんど感じ取れないくらいでした。(自分比)わざと体重をかけてサドルをぐっと押し付けると動いているのは感じられます。
ペダリング時、サドルが少しでも動いて欲しくない人には好みが分かれるかもしれませんが、お尻が痛くなる人は普段のロード使いでも良いかも知れませんね。

CANECREEK eeSilk サスペンション・シートポスト

トラベル:20mm

■おさらい
・お尻の衝撃を緩和してくれる
・パラレルリンクで、自然な動きでペダリングに影響を与えにくい
・グラベルでもお尻が安定してスムーズにペダリングできる

そして、もう少しサスペンション機能を使いたい!と思う人に
35mmトラベルの eeSilk + が登場。

CANECREEKのパラレルリンク機能を持つ、サスペンション・シートポスト

・eeSilk 20mm
・eeSilk + 35mm
・THUDBUSTER ST 50mm
・THUDBUSTER LT 90mm

コミューターや、E-BIKE、グラベル、オールロード
ぜひ、自分のライド・スタイルにあった漕げるサスペンション・シートポストを見つけてください。