どんな場所でなぜ生まれた?

たかがカギ、されどカギ。
カギに愛をこめてウンチクをご紹介します。
あなたの使っているカギを見つめて思いを馳せてみませんか?

どんな場所でなぜ生まれた?
ABUSの生まれた背景は?前回成り立ちをご紹介しましたが、今回はエリアを。
誕生の地はルール地方にあるWetter(ヴェッター)という町。地下室から始まり上に工場が増設されて今も稼働中。

小さな工場からスタートして、今ではその近くに巨大な倉庫、ショールーム、ミュージアムまで備えたABUSのヘッドオフィスがある。
なぜ、ここでカギを作り始めてここまで成長してきたのか?

鉄鋼業の始まりの背景
もともと農村地方で、牧場などがあったエリアだったそう。
そして、馬の蹄など鉄の加工もできる中、
今のような冬の時期に何をする?となった時に
鉄を加工しはじめていろいろ作り始めたのが始まりとか?

有名メーカーが集まるエリア
西に40km弱移動したヴッパータールには、工具で有名なKNIPEX(1882年創業)
ABUSの工場内にあった、タイラップを切るのもKNIPEX。

そこからすぐに、ゾーリンゲンでは刃物で有名なZWILLING J.A. HENCKELS(1731年創業)、
Güde knifesが(1900年代初期創業1923年商標化)。

それぞれ鉄を加工しながら、ルール川流域からライン川に向かい鉄鋼業が栄えていったそう。
フォルクスワーゲン(1937年創業)にも鉄を供給することで、
鉄鋼業がこのエリアで栄えていった背景があるとプロダクトの担当者が言っていた。

そして、ライン川までたどりついたケルンにはスーツケースで有名なRIMOWA(1898年創業)が。
ちなみにRIMOWAのカギに採用されていたことも
有名ブランドの中では若手?になるのかもしれないが、
鉄を鍛えて刃物にしたゾーリンゲンのメーカー、鉄を鍛えてカギにしたABUS、良質な鉄で車の素材にするメーカーもあれば、運河の近くで鉄には行かず革でスーツケースを作りはじめてジュラルミンケースに移行したRIMOWA、いろんな形で創業した無数の会社の中で、それぞれ100年を超えて生き残り世界的に名前が知られるブランドとして50km圏内に集まっている。
位置関係はこんな感じ。

おまけ
RIMOWAの生まれた、ケルンののHohenzollernbrückeという橋に行くと柵がおかしな具合に。

カップル達が愛を誓い合ってカギをかけて、ライン川に投げ込む。
南京錠が中心だけど、中にはBORDOでロックするカップルも。
セキュリティーレベルが高まればより愛も固く長続きするのかもしれない。

VOL.3へつづく

連載情報

カギに愛をこめるウンチクシリーズ その1

どんな場所でなぜ生まれた?

あのマークはご存知ですか?

 


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