気になる中身 LEZYNEフロアポンプを解剖

どんなものにもメンテナンスは必要です。
商品を選ぶ際は、見た目や使いやすさも重要ですが、「買った商品を長く使い続けられるか」も重要視しなければいけません。

「せっかくお気に入りのアイテムが壊れてしまった…」

という悲しい目にあわないためにも丈夫なものを選ぶことが重要です。

ただ、いくら丈夫なものでもいつかは傷んできます。
そのため、どんなものでもメンテナンスは欠かせません。
そこで重要なのがメンテナンスのしやすさです!

メンテナンスのしやすさは不具合のある場所、出そうな場所にアクセスできるのか?
LEZYNEの製品は、自転車用の工具があれば分解をしていくことができます。
今回は、実は意外と知らないフロアポンプの中身を見てみましょう!

今回分解するのはこちら!
SPORT FLOOR DRIVE 3.5

LEZYNEフロアポンプの中でベーシックなモデルのSPORT FLOOR DRIVEを分解しながら、
どういったメンテナンスが出来るのかご紹介します!

それでは早速分解していきましょう!

①ベースボディからピストンと、筒を外す

上下ともにねじ込み式のため、反時計回りに回すと外れます。
(ロックタイトがついているため、外れにくい場合があります。)
筒とピストンを外すときは、手のひらでグッと押し回しをすか、はずれない場合はカニ目レンチを使用して回します。

 

②ピストンのOリングを外す

SPORT FLOOR DRIVEには2つ、CNC FLOOR DRIVEには3つのOリングが入っています。
遊んでいるOリングは、空気をピストンするときにシリンダーヘッドへの緩衝材の役割、
真ん中のOリングは空気が漏れないようにシールの役割をしています。

不具合:ポンピングしてもスカッスカッと空気が抜ける
原因:この真ん中のOリングが劣化している可能性。またはグリス切れ。
解決方法:Oリングを上下入れ替える。(緩衝材の方をシールのほうに)もしくは新品のOリングに交換。
グリスアップ

実は、LEZYNEのシリンダーヘッドはモデルによって素材、形状が異なります。

■SPORT FLOOR DRIVE

■CNC FLOOR DRIVE

写真で分かるように、CNC FLOOR DRIVEの方はアルミの切削ヘッドになっていてシャフトも太くなっています。
力も逃げにくく、確実に安定したポンピングができます。
外から見れば同じなのですが、価格の差はこういった見えないところのディティールに隠されているのですね。

また、ポンピングの時に擦れるような音が出る場合、抵抗感がある場合は、シリンダーヘッド付近のグリスが枯渇していることがあります。
その時は、グリスを足してあげることでスムーズにポンピングができるようになります!

Oリング単体での購入も可能です!LEZYNEはスモールパーツの供給がしっかりしています。
一部ないものもありますが、お困りの際は一度ご相談ください。

 

【スペアパーツ】ORING FOR FLOOR PUMP

 

③逆止弁を外す
筒を外すと、中から樹脂のピーナッツのようなものが出てきます。これがポンプの命となる逆止弁です!ポンピングすると、この逆止弁が下がり空気が送れるようになります。
ポンピングができない時はこの逆止弁が正しい位置にいない可能性があります。
ここをまっすぐの位置に入れなおすことでまたポンピングできるようになります!

不具合:ポンピングしようとしても、ハンドルが下がらない。空気の反発がある
原因:この逆止弁がズレてはまっていない
解決方法:まっすぐ正しい位置に入れ直します。

④メーターを外す
外し方は超簡単!ネジのように緩ませるだけ!

ロックタイトがついているので、少し力強く回してください。
旧型の径が小さなものは外しづらいため、ヒートガンで裏から温めてロックタイトを緩めるという方法もあり。
樹脂ベースのものは痛める可能性もあるので、注意が必要です。
メーターの補修パーツもあります。

不具合:メーターが動かなくなってしまった。
原因:中にサビが発生したり、何らかの機械的な不具合が発生しています。
解決方法:この場合はメーターの交換を。
予防方法:そうならないための予防策として、ポンプ使用後の空打ちが有効。
※加圧すると気圧差で水滴が発生しそれが錆の原因に。
また最近ではシーラント入りのタイヤでバルブを外す際などに徐々に逆流しメーターまで到達した際に不具合が。

 

【スペアパーツ】220PSI RP GAUGE3.5 FOR FLOOR PUMP


 

⑤ホース、口金を外す

外し方はとても簡単で、ネジが緩む方向に回すだけです。

不具合:バルブ付近でエア漏れが発生
原因:バルブ口のOリングや、根本のシール部の損傷の可能性。
解決方法:口金部分の交換。

最も圧がかかる部分で負担が大きい場所。
不具合の際は不具合が起こってそうな場所を交換すればOK。

【スペアパーツ】

口金だけならABS1-PRO HP CHUCK HEAD

根本のエア漏れが疑われるならABS-1 PRO HP CHUCK 

ホースも傷んでいそうならABS1 PRO F PUMP HOSE STD

※過去にラインナップされていたHV(ハイボリューム)はホースの径が異なるため別パーツになります。
 メーカー廃番のため、在庫があるうちに。

これで全ての分解ができました!

とてもシンプルな構造で、パーツ点数も少ないので構造を理解するとメンテナンスも楽に!
殆ど工具を使わず修理ができてしまうので、簡単にメンテナンスができてしまいます。

LEZYNEは、メーター、ホース、口金、Oリングなど補修パーツをご用意しています。
サスティナブルな視点が注目されていますが、実は創業当時から「いいものを長く使うこと」を貫いており今こそメンテナンス可能ないいプロダクトが見直される時なのではないでしょうか!?
空気が漏れている、空気が入らないって感じたらまずはどこが原因なのかを探してみましょう!
故障したから捨てる? ちょっと待ってください!
きっと解決する方法が見つかります。

分解するのは不安という方はお気軽にご相談ください。


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