ROTOR ALDHU 3D+ OCPマウント変更方法

NEW CRANK & Q-RINSに新たに搭載された楕円リング「Q-RINGS」の最大歯数位置をより細かくセッティングできる新機能を解説。

ALUDH (アルデュー)クランク

従来の5アームクランク「3D+」に変わって登場した、ダイレクトマウントタイプの全く新しいクランクシステム。
チェーンリングとクランクアームが一体化され、クランク・リングの3点をアクスルで固定することで構成部品を減らし、従来モデルより45gもの軽量化を実現。
楕円率を12.5%に拡大(従来は10%)したQ-RINGSは剛性も大きくアップし変速性能が飛躍的に向上しています。

ALDHUクランクの構成パーツ。
クランクアーム・アクスル・スパイダリングから構成される。


Q-RINGSだけのOCPセッティング

楕円リング Q-RINGSには、楕円リングでは唯一、最大歯数位置を調整できるOCPと呼ばれるセッティング機能が搭載されています。

この機能により、楕円リングをライダー一人ひとりに合わせることが可能です。
Q-RINGSの効果について詳しくはこちらをご覧ください。

最大歯数位置をポジション1-5まで変更可能

新しい OCP MOUNT

新たに登場した、ALDHUクランクには、OCPマウントと呼ばれる新機構が搭載されました。
アクスル軸に刻まれた溝にスパイダーリングを取り付ける位置を変更することで、最大歯数位置を変更します。

従来1~5の5箇所しか変更できなかったものが、1~5のポジション内の「+0.25/+0.5/+0.75」の位置でも固定でき、より細かくセッティングできるようになりました。

希望するOCPポジションの表記に合わせてスパイダーリングとアクスルを組み合わせる。

従来の5アームクランクでは、クランクとチェーンリングの取り付け位置を変更することでセッティングしている。


セッティング方法

それではセッティング方法をみていきます。

標準ポジション OCP3

1: スパイダーリングのOCPと書かれている位置へアクスルの3の山を合わせます。

2: クランクアームをアクスルにはめ込みます。

取り付け位置は、スパイダーリングのクランク落ち防止ピンがクランク裏に来る位置ではめ込みます。

3: 固定ボルトでクランクを固定します。


OCP3の +0.5のOCP3.5に変更する場合

1: スパイダーリングの「OCP+0.5」の位置へアクスルの3の山を合わせます。

2: クランクアームをアクスルにはめ込みます。

取り付け位置は、スパイダーリングのクランク落ち防止ピンがクランク裏に来る位置ではめ込みます。

3: 固定ボルトでクランクを固定します。

これで OCPポジション 3.5に変更完了。

他のOCPポジションでも同様にセッティグします。
従来モデルよりも簡単に変更できるようになりました。