正しいLEDライトの選び方 その2 【バッテリー編】

Li-ion? Li-Po? バッテリーの違いは?
LEDライトには主にLi-ion(リチウムイオン)、Li-po(リチウムポリマー)バッテリーが使用されています。
それらの違いは?バッテリーのいろいろを調べてみました。

 

ランタイムを支えるバッテリー Li-ion、Li-poバッテリーの違いは?

調べてみると、
リチウムポリマーも、リチウムイオン二次電池(リチウムイオン電池)の一種で
電解質に、ゲル状のポリマーを使っている・・・ゴニョゴニョ

難しい言葉でよくわからないので
おりゃっとライトの中身を分解してチェック。
(分解されると保証も効かなくなりますのでご自身ではしないでください!!)

百聞は一見にしかずバッテリーの形をチェック

それぞれのメリット、デメリット

実はそんなになかった?
さらにもう少し調べてみました。 これでも、まだ分かりにくいと思いますが、比較表で。

もともと、Li-poの方がメモリー効果(継ぎ足し充電での電圧降下)がなく、 繰り返し充電に強いという認識でしたが、
実は、それはリチウムイオンも同じで、 メモリー効果があるのはリチウムニッカド電池、ニッケル電池のことのよう。
じゃあ実際あまり差がないの?
と見ていくと、 設計上どちらかを選択する必要があることが見えてきます。

Li-poのメリット、デメリット

  • 小さく軽量
  • 形状の自由度が高い。基盤の裏に入れたり、薄型の機器にも対応
  • 有害物質が少ない
  • 外部圧力に弱い。危険。LEZYNEのようなメタルボディが重要
  • コストは高い

→軽量、コンパクト重視のライト向け

Li-ionのメリット、デメリット

  • コストあたりの容量を大きく取れる
  • 外部圧力に強い
  • ボディーは大きくなってしまう

→ランタイム重視のライト向け

バッテリーの寿命は?
バッテリーはうまく使えば1000回以上充電可能

リチウムイオン製品で1年も満たないうちに、充電できなくなってしまったとかいう事がある場合は、 ぜひ一度チェックしてみてください。

バッテリーを長持ちさせるのに重要なのは
・暑い中、寒い中に放置しない
・長期間使わない時の適正な残量で保管

純正マウントボルト以外は使用厳禁

マウントのネジの奥には基盤やバッテリーがあります。
もしも規定よりも長いボルトを使用して、基盤やバッテリーを損傷した場合、
発火や爆発につながる恐れがあります。
必ず純正ボルトをご使用ください。

いかがでしたでしょうか?
まずは、バッテリーの種類、扱い方について整理させて頂きました。
次回は、そもそも、みんな使っている明るさの単位「ルーメン」について迫ります。



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