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Eroica Japan 2019参戦記



ダイアテックスタッフ 中里の

Eroic Japan 2019 参戦記



今年も待望の時がやってきた

ヴィンテージ好きにはたまらないバイクが集結するイベントである。
起源はカルロ・ブロッチが友人と一緒に20数名でシエナ近郊の砂利道(イタリア語で「ストラーダビアンカ」、白い道の意。)をマウンテンバイクとロードバイクでゆっくりと走ったのが始まりです。 イタリアのトスカーナ地方は丘陵が広がる世界で最も美しい田園風景を持っていると言われ、世界中の人々が憧れる地でもあります。
カルロは、この美しい田園風景になくてはならないのが「ストラーダ ビアンカ」であるとの認識を強く持っていました。 「年々消えていく美しい白い道を将来に残すために、何かしなければならない」という危機感を持って考えられたのが「L'Eroica」だったのです。

イベント初日の土曜日はブース出展

エロイカマーケットなるヴィンテージパーツが所狭しと並んでいるショップや、BROOKSのようなサポートブランドの出展など毎年賑わう楽しい時間が中心となる。

参加はできなかったが前夜祭で多くの参加者が交流をしながら自慢のヴィンテージバイクの表彰などもある。
今年はルネ・エルスの自転車で参加の方が表彰されていたのかな?


ライド当日の朝

約90キロのミドルコースに参加の私は7時スタート。
その前に150キロのロングコースへ出走する人たちは5時から走り始めている。 昨年も参加した私はミドルなら2時過ぎには会場へ戻れると踏んでいたのだが、このあと想像以上のコースが待ち受けているとは全く知らずに楽観視しすぎていた。
まあそんなことは知らずにスタート地点に立っているいま、ヴィンテージバイクにまたがり四万温泉から草津温泉までの景色を想像してただワクワクしているだけの状態である。

周りの参加者と何気なく話しながらののんびりスタート
四万温泉を抜け、これから南西に位置する草津温泉(第3チェックポイント)まで走っていく。
コースマップを見る限り結構な上りが待っていそうだ、全行程約90キロの中で獲得標高は2,500mとかなり上りは多いハズ。
そのうち草津温泉までに1,500mほどは登るようだ。

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押し歩き

構えて走っていくと、すぐにダートコースに入っていく。
意外とハードな路面に、ダートに走りなれていない参加者はすぐに押し歩き。
ダブルトラックのコースも走りやすそうなラインはそのまま歩きやすいとも言い換えられ皆がそこのライン上を押して歩いている。

クラッシックな21ミリ程度のタイヤに9気圧くらい入ったパンパンのチューブラータイヤでは路面に噛み付くことはまったくない。
お尻は跳ね上げられ、ちょっとの砂利でもタイヤがスリップしなかなか思うように自転車が前へ進まない。
ちょっとは頑張って見たものの、コース上の渋滞をどうすることもできなく一緒に歩くことに。

どの程度押して歩いただろうか?
感覚的には2時間位は砂利の上りを自転車を押しながら歩いた気がする。

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普段登山などするわけでもないので上り道の足を持っていない、しかもダート、しかもしかも自転車を押している。
途中でコース脇で立ち止まり何度休憩したことか、こんなライドイベントは初めてかもしれない。
ライドイベントなのに、ほとんど自転車を漕いでいないからだ。

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山の頂上で簡単なエイドステーション、水とパワーバーを補給しちょっとでも渋滞の前へ出たほうが走りやすいだろうと休憩もそこそこに出発。 ここからはダートの下りセクション、衝撃を全く吸収しなくブレーキも効かないバイクでひたすら下るが途中で怖くなりまたもや押し歩き。 結局上りも下りも押して進むことに。

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尻焼温泉から草津温泉へむけ

ようやく下りきると次のチェックポイント尻焼温泉。
着物姿のお姉さんが汁物を提供してくれ、皆からやっと笑顔が。
ここから一気に草津温泉を目指してまた登る... 上りです。

このイベントの醍醐味は走ることの楽しみはもちろんですが、景色の良さが毎年記憶に残ります。 アスファルトのない時代の原風景を思い起こしながら当時の自転車とウェアに身を包んで自転車を漕ぐ。 だからこそスタート直後のダートも当時の路面を彷彿とさせるコースレイアウトなわけです。


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気温は比較的ラクだったが、空はどんよりとしていてもう少し抜け感のある写真を撮りたかった...。
また来年このエリアでの開催なのであれば快晴の空のもと走ってみたいものです。

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やっとのおもいで草津温泉の第3チェックポイント 。
ここではうどんに舌鼓をしながら近くのコンビニで後半戦の補給食を買い込む。
もうヘロヘロです、ここの休憩は少し多めに。 後半はダートも減り舗装路のルートが大半になるので一気に時間的な巻き返しを図ろうと体力をためたいところです。



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草津温泉を抜けダート区間とのさようなら

草津を抜け、簡単なダートを抜けるとここで今回のダート路面は終了。
ロングの150kmへ参加の人とはここでお別れ、このまま軽井沢方面までロングは向かっていきます。
このあたりは嬬恋エリアで壮大なキャベツ畑がいろいろなところに広がります。
関東ではスーパーでも嬬恋キャベツって比較的よく見ますよね。 こんな大きな大地で育てられているのです。

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もうここからはコースクローズの時間との戦い...
写真が殆どありません。笑
もういきなりゴールです...。

コースクローズが18時となっていましたが、前半戦に時間を費やしすぎて結構ギリギリでのゴールでした。 周りの出展ブースのエリアはもう片付けて帰っているし、でも参加者の仲間は皆ゴールを待ってくれています。 出展ブースの片付けをさっと済まし、体を落ち着かせているとすでに時間は18時過ぎ。
クローズの時間を超えていますがまだまだゴールに向かって帰ってきている人たちが大多数、予想以上に今年はきついコースだったと皆の感想でした。

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これから荷物を積んだ車で帰らなければいけないし焦らず帰りの準備。

その時間にも走ったコースの記憶が既に思い出となっていきます、走っている最中の辛さももうすでに来年はどうだろう?とワクワクに変わっている...。
単純な頭ですね。

また参加したいと毎回思えるとても素敵なイベントです。
今年個人的に良いなと思ったのは、ヴィンテージバイクでなくても興味を持って現行のバイクで参加されている方が多かったこと。
これから新しい自転車の楽しみ方を見つけてしまうかもしれません。
また来年来よう、そしてまた走ろう。
イベント常連のみなさんも、これから参加しようと考えている方もまたみんなで楽しく走りましょう!