BRUNOが応援する「旅」 〜世界の自転車旅をサポート〜 若者よ旅に出よ!

20歳の大学生、溝口哲也さん
旅レポートVol.2

8月30日〜9月7日

スペインのバルセロナからフランスに入った溝口さんから旅のレポートが届きました。初秋を迎えたヨーロッパの地で、出会いや別れを繰り返し、相棒のBRUNO 700c Touring Drop World Tourと共に前進しているようです。

8月30日〜31日
ランス セート→アヴィニョン
129km  

フランスに入りピレネー山脈からの丘陵地帯を抜けて平坦が続いていた。
定規で線を引いたような直線路が延々と続いたので退屈だと思っていたが、それを吹き飛ばしてくれたのは「ポン・デュ・ガール」という水道橋だ。石造りの美しい橋を夕陽が照らしていて、その下からは川で遊ぶ人達の声が聞こえた。さらに橋の上からは遠くの村まで見渡すことができ、とても心地のよい場所であった。次は水着を持って泳ぎに来たい。

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夕陽に照らされるポン デュ ガール
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私と自転車

9月1日
フランス アヴィニョン→マルセーヌ
91km

BRUNOの車体を右に左に揺らしながら走っていると、目の前にひときわ大きな山が迫ってくる。自転車レースで数々の名勝負を生んだ名峰「モン・ヴァントゥー」だ。峠が近づくにつれ、周りにも自転車乗りが増えてくる。その中の一人のサイクリストが声をかけてきた。

「モン・ヴァントゥーを登る」と告げると、「付いてこい!」といった素振りで彼は加速した。荷物のハンデを背負いながらもしばらく付いていってみるが、一向にペースが落ちない。その後ろ姿は「俺に付いて来られなきゃ、モン・ヴァントゥーは登れないぜ」とでも言っているかのようだった。結局、最後にはお互いを称え合い、握手をして別れたが、明日の登坂を前に、体力を使い過ぎてしまったことを反省した。

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見学したアヴィニョン教皇庁

自転車を愛する者にとって特別なモン・ヴァントゥーへ

9月2日
フランス マルセーヌ→ ミュール
119km

打倒モン・ヴァントゥー。それが今日のテーマである。日が上って暑くならないうちに、昨晩キャンプ場で出会った男性ユルゲンさんと共に自転車で登り始める。一人ではキツいことも二人なら頑張れる。いろんな話をしながら、重量が40kgを超えるBRUNO世界仕様車で山頂を目指した。

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モン・ヴァントゥーを登る私

ようやく山頂へと到達すると、自然と拍手が沸き起こり、多くの人が祝ってくれた。本当に嬉しかった。何よりペースが遅い自分と共に走ってくれたユルゲンさんの気持ちに感謝している。ツールで度々登場するモン・ヴァントゥー。頂上は沢山の自転車乗りで賑わっていた。頂上のお土産屋さんでは「MONT VENTOUX」と記されたプレートを購入し自転車に取り付けた。
それ以後、そのプレートの文字を見た人たちが嬉しそうに話しかけてくる。モン・ヴァントゥーは自転車を愛する者にとって特別な場所なのだと感じた。

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ユルゲンさんと頂上で
BRUNO
頂上で買ったプレートとモン・ヴァントゥー

9月3日
フランス ミュール→ ヴァロンソル
100km

前日のモン・ヴァントゥーでの疲れが残り、脚が重たかった。なかなか目的地に着かず、日が沈みかけていた頃に一人の青年と出会った。
どうやら「これから友達と集まるので、そこに来ないか。」と言うのだ。「是非行きたい」と告げ、ヴァロンソルの村まで車で連れていってもらった。そこには23歳前後の青年が6人ほど集まっていた。そのうちの一人は日本語の勉強をしていたので、ヨーロッパに来て初めて日本語で会話ができて嬉しかった。
みんな日本のアニメが好きな様子で、アニメを見ながら、たくさんの話をしているうちに、夜が更けていった。

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同年代のフランス人の友人たち

9月4日
フランス ヴァロンソル→カステラーノ
71km

お世話になったフランスの友人たちに見送られながら出発する。フランス南部の都市ニースを目指し、ヴェルドン自然公園を通る。
それは、絶景の連続だった。崖っぷちにある道路から眺める湖はキラキラと輝いていて、周りはゴツゴツとした山々が囲っており、真下にはザワザワと川が流れている。夕方には親切なご老人たちにご飯をご馳走になり、山々と星空を見ながら、川沿いにテントを張って寝た。

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見送ってくれた友人たち
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ヴェルドン自然公園を走る

憧れのペーターサガン選手に会う奇跡

9月5日
フランス カステラーノ→ モナコ
144km

フランスの地中海に面した都市ニースを走行中に何やら人だかりができていた。ロードレース界では最も有名なスロバキア出身のペーター サガン選手をご存じだろうか。アグレッシブな走りと印象的なゴールパフォーマンスが特徴であり、ロードバイクに乗っていれば知らない人は居ないだろう。
私は偶然会うことができ、応援までしてもらったのだ。本当に驚きだった。ツール・ド・フランスのコースを走りたくてやって来たヨーロッパの地で、自分が尊敬する選手と握手できたのは大きなモチベーションとなり、ペダルを回す脚が軽くなった。

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良い旅を、と応援してくれたサガン


そしてモナコに入国した。世界最高峰のカーレース、F1で非常に有名な地だ。私はここを何度もゲーム上で走っている。よって、初めて来たという感じはなく、F1のコースを自転車で走り回っていた。深夜0時、5周ほどしていただろうか、警察官に職務質問され、ビザを取得していないので出ていくように指示された。仕方がないので10分ほど走りフランスに戻るとベンチがあったのでそこで横になった。

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ニースの夜景と三日月

9月6日
フランス モントン→タンド
101km

この日は本当によく登った。モナコからニースに戻り、車のレースであるWRC(世界ラリー選手権)のラリーモンテカルロで有名なブロー峠を上っていく。この峠では年配の女性自転車乗りと一緒に登った。彼女は丁度よいペースで私を引っ張ってくれ、共に登りきった後は気持ちのよいハイタッチ。ヨーロッパでは、老若男女大勢の人がスポーツバイクに乗っている印象がある。モン・ヴァントゥーでは75歳という自転車乗りの人も見かけて本当に驚いた。私もそんな歳まで自転車に乗っていられたらいいなと思っている。

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キツかったブロー峠

祖父を想像し、一緒に過ごしたイタリア路

9月7日
フランス タンド→イゾラ2000
0km

昨晩キャンプ場で出会ったおじいさんにお世話になり、自転車と一緒に車に載せてもらい、国境を越えた。当初通ろうと思っていたフランスとイタリアの国境が自転車では越えられなかったからだ。イタリアに入った後、景色の良い所があるとラ・ロンバルド峠を案内してもらった。彼は「私はあなたのお祖父さんだ」と言い、とても親切にしてくれた。 

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親切にしてくれたおじいさん

私が生まれたときから祖父は他界して居ないが、車でドライブし、一緒にパンを焼き、古い写真を見せてくれた際に、もし生きていたら、きっとこんな感じで過ごせたのだろうなと思った。
これから標高2000m超の峠を越えてイタリアの町へと向かう。国が変われば言語や文化に様々な変化があるだろう。これから何が待ち受けるのか楽しみだ。

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ゴルドの街並みと私

フランスからイタリアに入った溝口さん。日焼けして、すっかり自転車旅人の顔になっています。



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cyclowired cyclist cycle sports.jp LIFECYCLES PAPER SKY

監修

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