BRUNOが応援する「旅」 〜世界の自転車旅をサポート〜 若者よ旅に出よ! 第2弾

世界旅 第2弾
伊藤沙也加の北米西海岸縦断の旅
VOL.2

9/4
ついに出発

 北欧の旅を続ける、畠山さんに続いて、伊藤沙也加さんが、北米縦断の旅へいよいよ出発!!
まずは、スタートの地ポートランドへ向かいます。

いよいよアメリカへ向けて出発!!

 ついに今日から、念願の世界一周旅が始まる。その1ヵ国目、ブルーノと共に、アメリカ西海岸を輪行しながら駆け抜ける予定だ。いままで東南アジアやインド14ヵ国ほどバックパッカーとして回ったことはあるが、自転車を海外に連れていくことは初めてなので、出発当日、私はいつもの旅以上に、緊張していた。

BRUNO

 成田空港までは、レンタカーを借りて自転車を運んだ。ダンボールに梱包した自転車を乗せ、国際線ターミナルまで向かう。無事チェックインカウンターで自転車を預けることができた。果たして、壊れることなく運べるのか。とても心配な気持ちはあったが、そんな気持ちとは裏腹に、これからの旅がどのくらいクレイジーで楽しい旅になるのか想像がつかずドキドキした。

BRUNO
自転車の箱って以外と大きい
BRUNO
友達が応援メッッセージを持ってきてくれました!

  「やらない後悔よりやる後悔」。これが私のモットーであるのだが、今まで何にチャレンジしても、やって後悔したことは一度もない。今回の旅も、自分自信に挑戦し、多くの人と話し、自分らしい旅にしようと思う。

BRUNO

 アメリカ、ポートランドには8時間くらいで到着。意外と近い。日本との時差は16時間ほど、着いたのは朝の10時だった。入国審査のお兄さんとの会話で、「何しに来たの?」と聞かれ、「自転車で西海岸を巡るの!」と答えると、「You are so crazy!Have fun!」と屈託もない笑顔で返してくれた。

BRUNO

 ポートランドは、自転車文化が根付いた街であるため、空港には自転車を組み立てるエリアがある。そこで、ブルーノの準備をし、やってやるぞというポジティブな気持ちを胸に、いざ出発。この日は、以前友人が滞在していたホストファミリーの家へと向かった。

BRUNO
自転車道が広いのでとても走りやすい。


 ホストファミリーはあたたかく迎え入れてくれ、夕食を食べながら、いろんな話をした。どんな仕事をしているのか、日々何を思っているのか、日本とアメリカの働き方の違いはあるのか、など。たわいもない話から、人生や夢などの深い話まで。

BRUNO BRUNO

 これからどんな日々が待っているかわからないが、何もない日常より、私はきっと、スリル溢れる刺激的な毎日を求めていくだろう。ライバルは昨日の自分。毎日を丁寧に、楽しみながら旅をしよう。

9/5
大好きなコーヒーとビールを求めて

BRUNO

 ポートランドの季節は、夏。ところが、住宅街や街中に咲いている花や植物は、薔薇、紫陽花、向日葵、紅葉した木々。松ぼっくりまで転がっている。日本と違うことに、とても不思議な気分になった。
 そして、この気づきは、自転車旅だからこそできた発見である。電車に乗ってしまったら、わざわざ住宅街を通り抜けることもないし、風や植物の匂いを感じることもできない。太陽の光を浴びながら、「五感を使う自転車旅」は、新しい発見があって本当に楽しい。そんなことを思いながら、まずは中心街のダウンタウンを目指す。

 ポートランドは、コーヒー、クラフトビール、DIY、そして自転車文化が根付いていることで有名な街である。大きな都市だが、自然も豊かで近くには山も川もある。渋谷のように忙しい街ではなく、みんなマイペースに生きている感じが心地よい。

BRUNO

 まずは、ポートランドのコーヒー文化を作ったと言われている「Stumptown Coffee」へ。水もきれいなので、コーヒーが本当に美味しい。ポートランドに来た際は、是非コーヒースタンドをめぐってみてほしい。最初に言っておくと、私はコーヒーが大好きで、この1週間はひたすらコーヒーを飲み続けることになる。

BRUNO
自転車乗りがカウンターに腰掛けている姿だけで絵になるポートランド

 夜は、ホストファミリーとブリュワリー巡りにいった。ケネディースクールというブリュワリー、温泉、レストラン、映画館、ホテルが一体になっている複合施設である。駐車場もたくさんあり、夜の時間を楽しんでいた。

BRUNO BRUNO

 ローカルな人たちの中に馴染むと、すぐに世間話が始まる。知らない人同士でも、調子はどう?先週はこんなことがあったよと、あたかも知り合い同士のように、気さくに話しかけてくれるアメリカ人。人のあたたかみを感じる旅になりそうだ。

9/6
クリエイティブな街ポートランド

 朝から自転車に乗り、Alberta St.を満喫。昨日のダウンタウンと比べて、観光客も少なく、地元の人たちがお茶をし、絵を描いている。ウォールストリートも派手で個性的なものが多い。雰囲気がメルボルンに似ている。クリエイターが集まる雑貨屋や本屋が多く、皆自分の好きなものを作って売っている。

BRUNO BRUNO BRUNO BRUNO BRUNO BRUNO
もちろんコーヒースタンドもたくさんある

9/7
レズビアンカップルのお家へ

 今日からは、違うお家にお邪魔することになる。ママが2人に子どもが3人。多様性を受け入れるポートランドでは当たり前の光景らしい。LGBTにもフレンドリーな街だ。ママ達の写真を撮り忘れてしまったのだが、可愛い子どもたちに癒される。

 こんなにエネルギッシュで愛のある家族にいままで会ったことがない。家族皆が「love you」と毎日何度も口にする。ハグは会ったら絶対するし、まったく笑顔が絶えない。子どもが喧嘩して、泣くときはちゃんとしつけをしていたが、全力で子育てを楽しんでいるママと、それに応える子どもたち。血は繋がっていなくても、幸せとは、こういうことなのだろうなと感じた。この家族の笑顔は一生忘れない。

 この日は、ポートランド観光協会の方とランチを。観光協会のキャラクターのかぶりものをして、街を探索。お似合いでしょ?そして、美術館やブリュワリーを観光した。夕方から一人でお酒を飲みながら仕事をしている人もいて、自由でいいなぁと感じた。美味しいビールを飲みながら、明日は何しようか、と心を躍らせた。

9/8
不安と期待と挑戦

 毎日が楽しくてしょうがない。道を歩いていたり、自転車で止まってるだけで話しかけられたり。これはアメリカの文化かもしれないが、すれ違いざまに「あなたのドレスすごく素敵ね」と言われたり、車の中からも「よく似合っているわ、そのドレス」と洋服を褒められたりも。自転車またがって信号で止まっていると「そのバイクどこの?初めて見たよ」と何度も聞かれる。そこから会話が始まるのだが、私はこの一瞬のコミュニケーションがとっても好きだ。

 新鮮で刺激的な毎日をポートランドで過ごしているが、この1週間私は迷っていることがあった。今日もコーヒースタンドをはしごし、ずっとそのことを考えていた。

 それは、ポートランドを出るときに自転車で自走するのか、それともアムトラックに積んで輪行するのか、という迷いであった。次の目的地はサンフランシスコである。自走だとウエストコーストを約730マイル走ることになる。輪行だと18時間電車に乗っていれば着くのだ。「やらない後悔よりやる後悔」。その言葉はいつも胸の中にあるのだが、この小さなタイヤのミニベロで走破できるのか不安でしょうがなかったし、730マイルという距離に正直ビビっていた。

 そして、原因はもうひとつ。私がポートランドに到着したその日から、西海岸では多くの場所で山火事が起こっていた。火山灰もすごく飛んでいたので、自転車屋やホストファミリーにも自走を止められていたので、心配だった。しかし、いま走らないと後悔するだろうという気持ちに引っ張られ、走ることを決意。アムトラックの予約もして輪行する気でいたのだが、キャンセルすることに!

 やると決めたら、行動は早い。キャンプテントと寝袋を購入し、パンク修理キットも揃えた。来週からの自走が楽しみになってきた。


9/10
ホストと過ごした1日

BRUNO BRUNO

 ポートランド最終日。この日は朝からホストファミリーと地元の公園でハイキングをした。いつも子どもたちは手を握ってくれる。晴れた日はこの公園にきて遊ぶそうだ。この日も快晴で、週末を楽しんでいる人の姿が見受けられた。

BRUNO

 帰ってからは、ママと来週1週間の献立決め。今からスーパーマーケットにお買い物にいくようだ。何が必要なのかすべてメモをし、皆で出発。たくさんの食材を子どもにパスしていくママ。子どもたちはそのパスを受け、カートにのせる。ずっと見ているとアトラクションのようにリズミカルで面白い。次から次へとカートに食材が入っていき、最終的にはカートがいっぱいになった。これもママの遊び心なのだが、どんなシーンでも退屈させないところもすごいなと感じた。

 そのあとは子どもたちとひたすら遊んだ。この笑顔を見られるのも今日で最後なのかと寂しく思いながらも、子供たちは容赦なくぶつかってきたり、攻撃してきたり。すごく幸せな時間だった。

BRUNO BRUNO

 ポートランドで過ごした1週間は、とても居心地がよく、大好きなものに囲まれていたせいか、異国にいる気分がしなかった。私は旅をしているのだが、当たり前の日常に溶け込んでいた。「旅とは一体なんなのだろう。」色々な人に出逢いながら、明日からの旅も私らしく楽しみたい。

世界旅トップへ戻る


OTHER REPORT
BRUNO
旅レポート
Vol.1
練習を兼ねて三浦海岸輪行旅へ
BRUNO
旅レポート
Vol.2
北米縦断の旅へ出発!!
スタートの地ポートランドへ
BRUNO
旅レポート
Vol.3
ポートランドからサンフランシスコを目指して西海岸を南下...
BRUNO
旅レポート
Vol.4
カリフォルニア州に入った北米横断の旅。トラブルにもめげず..
BRUNO
旅レポート
Vol.5
いよいよ目的地サンフランシスコに到着!!

監修

ルーカス B.B 氏
地上で読む機内誌
PAPERSKY 編集長
ルーカス B.B 氏
山下 晃和 氏
旅するファッションモデル
山下 晃和 氏
松田 吉弘 氏
サイクルスポット
松田 吉弘 氏
河鍋 優美子 氏
サイクルスポット
河鍋 優美子 氏

協賛

le cyc traveler BROOKSPAPERSKY
BRUNO VENTURA WORLD TRAVEL